これはVOCA ACTIONS FOR SUPPORT(ボカアク)提供楽曲「scenery」の解説記事です。
はじめに
ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました!!
ファイル名が「scenery demo ssk hkn」となっていますが、正式なタイトルは「scenery」なので気になる場合は修正してください。
【2024年3月2日追記】
sceneryでボカコレに参加しました!!
たくさん聴いてもらえて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
歌詞の解説
こんがらがっていく景色の真ん中
足りないのは曖昧な合言葉で
忘れていたこと思い出しても ついていけない
転びそうになるくらい 暗い 狭い 世界
僕の部屋みたいだ 痛いな
このまま踊り続けていたいな
社会問題がどうとかSNSの意見がどうとか、そういうものに巻き込まれて「幼少期のぼんやりとした夢みたいな輝いてる感覚」を忘れてしまった人が多いような気がします。少なくとも僕はそうです。
「大人になるにつれて、その感覚を少しずつ捨てていかないと周りについていけなくなる現実」から逃げるために本当は部屋(自分の世界)に引きこもって好きな曲を聴いて踊ったりゲームをしたりして生きていきたいのに、時々つき刺さる現実が痛い。
いつか過去も未来も全て巻き込んで
君に会えるから 僕は待っているよ
いつか過去も未来も全て巻き込んで
君に会えるから 僕は知っていたよ
「君」は、全ての人間。過去の自分やあなたたちも含めて。時空をすっ飛ばして何もかも救って何もかも変えてやる!!という気持ち。
2番だと「知っていたよ」になっているのは未来に対する期待のようなものです。
未来の月の裏側でも知らない町でも良いよ
一緒にケーキを食べよう
夢を見たから 僕ら どこでも行けるはず
光のように君がいた場所だけを探している
記憶の中の公園でも知らない星でも良いよ
一緒にケーキを食べよう
夢を見たから 僕ら どこでも行けるはず
光のように君がいた場所だけを思い出すから
「月の裏側とか知らない星に行く」みたいな、ありえないくらい楽しい事をしてみたいんです。「ありえない」というのは本当に現実的、かつ成長した感覚から生まれた言葉で、幼少期には殆ど無かった気がします。あの頃は全てが光でした。公園の砂場とか、近所の初めて来た道とか、そういう場所が知らない惑星に見えていた。幼少期の僕にとって、住んでいる町が宇宙だったのです。
僕はもう一度その感覚を味わうために、この曲を作ったんです。気付いたら失っていた光を、僕が全て取り戻します。絶対。だから、ついてきてください。
音の解説
今回、編曲を儚胃くらげ(ଳ?)に、歌唱をつくよみちゃんUTAU音源に担当してもらいました。
「くらげちゃんの曲って本当に輝いているから、sceneryに合うかも」と思い、「これリミックスしてみそ(本当はこんな言い方してません)」とファイルを送ったら本当にキラッキラの綺麗で楽しい曲になって返ってきたので「なんでこんな良い曲にできるんだよ」と驚いたし、嬉しかったです。
僕が作ったscenery(プロトタイプ)はリズムが最後まで変わらず音も地味なものだったのですが、それが聴いていて楽しい曲になったので「僕1人で完成させなくて良かった!!」と本気で思いました。
最後に
改めて、本当にありがとうございました!!
sceneryが皆様にとって、あたたかく、やわらかな、魔法のような存在になれたら嬉しいです。つまり聴くぬいぐるみです。聴くぬいぐるみになりたい。